OLYMPUS OM707

 
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初めて自分のカメラを持ったのは、中学の入学祝いで父が買ってくれたオートフォーカスの35mmコンパクトカメラでした。




  当時は自分が感じたまま写真になると思っていたので、自分の気持ちの中でズームアップされていても、まったくの広角のままの写真を見るたび、やるせない気持ちになっていました。(苦笑)
 そんなへっぽこカメラ生活を送りながら、中学を卒業する時に失恋という苦しみに直面したのです。
 涙の日々を送った後に出した答えは「鎌倉へ失恋旅行に行く」でした。(笑)

 突然旅立たれても困ると考えたのでしょうか、両親に呼ばれると「旅行はあきらめて、卒業のお祝いとしてプレゼントするから、これで好きなカメラを買ってきなさい」とお祝いを渡してくれました。
またしても、カメラです。私の人生の節目(大げさな・・)をカメラを与えて解決しようとする親も不思議ですが、私は素直に言う事を聞き、「あとあとまで面倒見のいい」というキャッチコピーを信じて、「カメラのきむら」に行きました。

 そこで、このOLYMPAS OM707と出会ったのです。確かCanonのEOSが出たばかりだったのですが、高くて買えず、店員さんが勧めてくれたのがこのカメラでした。たまたまいらした常連と思われるご婦人の方に「カメラを始めるの?カメラを趣味にするって本当に楽しいわよ♪」とエールを頂いたのを覚えています。

今は、つい重さに負けて出番が少なくなっていますが、先日久しぶりにシャッターを切ったら、とても新鮮でした。
これからもよろしくたのむぞ、OM707!
by garapii | 2005-06-07 00:14 | カメラ・写真


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